2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

山口貴由-平成武装正義団

うだるような暑さの夏の昼下がりに山口貴由を読むしあわせ。 邪の目七人番長のキチガイっぷりが最高です。全員ノータリン。「至近距離からアキラしてやる!」とかもう頭悪すぎ。 平成武装正義団というタイトルを見てもわかるように、神風零を中心に有志が集…

2chSF・FT・HR板の面白いスレッド紹介

SF

【!】ワイドスクリーンバロック【!】 322 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/03/25(土) 04:26:09 キャッチワールドはラスト以外はすごく面白いと思うんだけど。 逆にノヴァは全く駄目だった。 延々と読みづらいセリフと人間ドラマばかりで 一体…

TOEIC

明日TOEIC受けるどー。 頭の調子が悪いんで700〜800点ぐらい取れれば僥倖かなあと。ま、初めてだしね。

森見登美彦-四畳半神話大系

SF

大学3回生の春までの2年間を思い返して、実益のあることなど何一つしていないことを断言しておこう。打たんでも良い布石を狙い澄まして打ちまくってきたのは、なにゆえか? トンチキな大学生の妄想が京都の街を駆け巡る! 話の内容自体は前作「太陽の塔」と何…

古川日出男-13

霊力の森、黒いマリア、神のドキュメント、降臨、未開部族、サル学の現在、邂逅、闇の奥の闇、無限の色彩の画布、狂信者、黙示録、千年王国、裏切り、復讐、殺戮、再会そして、つきまつわる謎の認識票「13」と分身「13」。全知全能のエンタテイメント小説。 …

日本SFと海外

SF

Trufen.netで星雲賞がとりあげられてたので、外人は星雲賞に対してどんな反応をしているのだろうかと思いつつクリックしてみたところ何の反応もなかったんでまあこんなもんかと思った。海外じゃ日本のSFなんてアニメ・漫画を除いてはほとんど紹介されてない…

チャールズ・ブコウスキー-ブコウスキーの「尾が北向けば・・・」

やっぱブコウスキーは最高だわ。 短編集で、ショートショート並みの短さの短編もあったりするんですが、どれもこれも星新一のショートショート三原則(セックス、暴力、時事ネタ禁止)を見事に蹴破ってくれてます。さすがだ。 中でも「上流階級のオンナ」は…

2006 Prix Aurora Award

http://www.sentex.net/~dmullin/aurora/ カナダのSF・ファンタジー小説を対象としたPrix Aurora Awardの受賞作品が決定されました。 Best Long-Form Work in English: Cagebird by Karin LowacheeBest Long-Form Work in French: Alégracia et le Serpent d…

森博嗣-工学部・水柿助教授の日常

水柿小次郎三十三歳。後に小説家となるが、いまはN大学工学部助教授。専門は建築学科の建築材料。よく独身と間違われるが、二歳年下のミステリィ好きの奥さんがいる。彼はいつしか自分の周囲のささやかな不思議を妻に披露するようになっていた。きょうもまた…

酒見賢一-陋巷に在り

聡明で強い呪術の能力を持ちながら、出世の野心なく、貧しい人々の住む陋巷に住み続けた顔回。孔子の最愛の弟子である彼は師に迫る様々な魑魅魍魎や政敵と戦うサイコ・ソルジャーだった…息づまる呪術の暗闘、政敵陽虎との闘争、影で孔子を護る巫儒の一族。論…

ジョン・W・キャンベル記念賞&シオドア・スタージョン記念賞

http://www.sfwa.org/news/2006/06campsturgeonwin.htm シオドア・スタージョン記念賞はPaolo Bacigalupi「The Calorie Man」 ジョン・W・キャンベル記念賞はRobert J. Sawyer「Mindscan」でした。ソウヤー少し太った? ちなみにシオドア・スタージョン記念…

星雲賞

SF

2006念星雲賞が決まったみたい。 〈日本長編部門〉新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー』(ハヤカワ文庫JA) 〈日本短編部門〉小川一水「漂った男」(『老ヴォールの惑星』(ハヤカワ文庫JA)所収) 〈海外長編部門〉グレッグ・イーガン『ディアスポラ』(山岸…

2chSF・FT・HR板の面白いスレッド紹介

SF

大学のSF研って… 1 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/06/21(水) 11:40:56 俺、ブラッドベリ好きで大学のSF研に入ろうとしたんだが、部室を訪ねると室内はエロゲのポスターで一杯。 多少引きながら部室で説明を聞いていると、 「ところで、好きな…

イシグロ

最近読んだカズオ・イシグロの「日の名残り」「わたしたちが孤児だったころ」が面白かったので「わたしを離さないで」の原書Never Let Me Goを購入。 今年の夏は辞書を片手にこれをゆっくり読もうと思ふ。

矢作俊彦-複雑な彼女と単純な場所

「その夏、私たちは、ある事情から巨額の金をつくることに熱中していた」―大友克洋をアメリカに売り飛ばし一攫千金をたくらむ矢作一味は、この天才マンガ家のスランプ解消作戦に着手。バケツ一杯のカニを食わせるべく、北海道に飛んだ…。抱服絶倒のカニ食い…

チャールズ・ストロス-シンギュラリティ・スカイ

SF

「わたしたちを楽しませてくれますか?」ある朝、新共和国の辺境惑星ロヒャルツ・ワールドに降りそそいだ携帯電話から聞こえてきた不思議な声は、住民の語る「物語」と引き換えに、3つの願いをかなえはじめた…お金、自転車、家、核融合爆弾…それがどんな願い…