舞城王太郎-九十九十九

九十九十九 (講談社ノベルス)

「苦しさを感じるなら、僕なんて愛さなくていいんだ」 聖書や創世記などの見立て連続殺人を主旋律に踊る、世界をゆるがす超絶のメタ探偵の魂の旅。ダンテの「神曲」をイメージさせる圧倒的なスケール感で迫る。

清涼院流水佐藤友哉も読んだ事ない僕は、本当にメタ的な意味でこの小説を楽しめなかったのかもしれない。
だけどそんな元ネタを知らなくても十分に面白かった。
文章のグルーヴ感と巧みな構成でぐいぐい読まされる。舞城王太郎はやっぱり小説が上手い。スゴイ。


もっとメタメタに楽しむために他の講談社ノベルスの本も読んでみようかな。
☆☆☆☆☆