川端裕人-The S.O.U.P.

The S.O.U.P. (角川文庫)

ネット社会の落とし穴を、壮大なスケールで描いたサイバーミステリ!

かつて伝説のRPGゲーム「S.O.U.P.」を開発、巨額の富を得た巧。彼はある日、ハッキングに悩む経済産業省の役人・礼子の訪問を受ける。礼子の依頼でハッカーを追う巧が見たのは、変わり果てたゲーム世界だった!

それなりに面白かった。
でもネットを題材にした小説だからといって「厨房」「消防」といった2ちゃん用語が使われてるのは妙に恥ずかしいというか、こそばゆいというか・・・。
話の締め方もいまいち。あれじゃ、何だかせこい話だったという印象が残っちゃうのでは。
個人的にはアリティを捨ててでも、もっとでかい風呂敷を広げてくれたほうが良かったかな。
☆☆☆