アーサー・C・クラーク-渇きの海

渇きの海 (ハヤカワ文庫 SF ハヤカワ名作セレクション)

観光地として脚光を浴びる二十一世紀の月世界。砂上遊覧船〈セレーネ〉号は地球からの観光客を乗せたまま、突如起こった地殻変動のため一瞬のうちに塵の海の中へ没した。だがあらゆる信号を絶った同号を短時間でどう発見し、どう救助すればよいのか? 精密な論理によって構築された世界に展開する人間ドラマ!

SFパニック小説であり工学SF小説でもあり大変面白かったです。
何故か他の御三家(ハインラインアシモフ)はよく読むんだけどクラークはあんまり読まないんで色々と新鮮だった。
ハインラインほどジュブナイルっぽなくエロくもなく(クラークは少年買春疑惑があるけど、後期ハインラインみたいに小説内でぶちまけたりはしない)アシモフの様でもなく。
同じく工学SFの傑作といわれている軌道エレベーターを扱った小説「楽園の泉」も読んでみたくなった。

再販してくれ〜。


☆☆☆☆