村上春樹-世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。

連想してみる。
村上春樹→有名な作家→熱狂的なファン→ハルキニスト(笑)
春樹→角川春樹→東京大地震を防いだ英雄→またの名を、キチガイ


まあそんなわけで村上春樹ですよ。本当はあんまり興味もなかったんだけど、我が兄弟から「SFばっかり読んでると馬鹿になる」とのありがたいアドバイスと共にペンローズ「皇帝の新しい心」と高橋源一郎ジョン・レノン対火星人」とそれにこの「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を貰ったので読んでみました。結構面白かったです。
ハードボイルド・ワンダーランドの設定は記憶屋ジョニィっぽい感じで割と好み。世界の終わりはル=グィンっぽい・・・・っていうのはちょっと違うか。影やら塀やらが出てきたりするだけで。
個人的には貰った本の中では高橋源一郎の「ジョン・レノン対火星人」が一番面白かった。左の睾丸を二度、右の睾丸を一度握り締める!
ペンローズの「皇帝の新しい心」はちょっと敷居が高すぎて手が出しにくいなあ。
☆☆☆☆