クリストファー・ムーア-アルアル島の大事件

アルアル島の大事件 (創元推理文庫)

「ムーアはいかれてる。でも、すごいセンスだ!」カール・ハイアセン絶賛の才能、C・ムーアによる抱腹絶倒の傑作コメディ・ノヴェル。南の島に隠された驚くべき秘密とは?

面白かった!
南の島、閉鎖的な島民、第二次世界大戦に端を発するカーゴ・カルト、エキセントリックな女キャラなどなどの設定は池上永一の『ぼくのキャノン』みたいですけど、馬鹿馬鹿しさのレベル(=面白さ)では全然こっちの方が上ですわ。
「ちーぎれちゃった、ちーぎれちゃった、ちーぎれちゃったよーん!」に始まるギャグとシリアスのバランスが絶妙。


個性的な登場人物たちに振り回されながらもチンコの膿み具合に一喜一憂するへたれな主人公もいい味出してます。
☆☆☆☆