アンジェラ・カーター-夜ごとのサーカス

夜ごとのサーカス (文学の冒険シリーズ)

19世紀末のロンドン。翼をもった女空中ブランコ乗りフェヴァーズが語りはじめる。卵からの誕生、売春宿での少女時代、秘密クラブでのフリークショー…。やがて舞台は極寒のシベリアへ。奇想天外でポップなファンタジー

国書刊行会の<文学の冒険>シリーズなんで読む。
ティム・バートンが好きそうなフリークスたちの小説でした。
シベリアでキチガイ呪術師になる主人公、翼が生えた大女、心が弱い大男、豚の御神託にすがる興業主などなど、「面白うて、やがて悲しき」なフリークスたちの人間模様が楽しい。


マジでこれはティム・バートンが映画化したりしても違和感はない。
というかしてくれ。絶対面白いから。
☆☆☆☆