ポール・オースター-最後の物たちの国
人々が住む場所を失い、食物を求めて街をさまよう国、盗みや殺人がもはや犯罪ですらなくなった国、死以外にそこから逃れるすべのない国。アンナが行方不明の兄を捜して乗りこんだのは、そんな悪夢のような国だった。極限状況における愛と死を描く二十世紀の寓話。
ポール・オースターに関しては映画「スモーク」の原作だか脚本だかの人だな、って認識しかなかったが何となく読んでみた。
すいぶんと筆が達者な人だって印象を受けた。
でもそれ程僕の好みではなかったかな・・・。
つまらなくはないんだが。
☆☆☆