ロイス・マクマスター・ビジョルド-ヴォル・ゲーム

ヴォル・ゲーム (創元SF文庫)

苦難のあげく士官学校を卒業し、初任務に胸高鳴らす新人少尉マイルズ。宇宙艦隊を希望していた彼を待っていた初の任官先とは……なんと人里離れた孤島の気象観測基地!問題児の彼がこの退屈きわまりない任務を勤められれば宇宙船に乗せてやる、というのだが……当然ここでもマイルズは騒動の渦中に。ユーモアと冒険のスペースオペラ

言わずと知れたヴォルコシガン・サーガですね。
何というか、ビジョルドの小説を読んでるとひどく安心する。ある意味予定調和的なストーリーではあるんだけど、それでいてマンネリの退屈さに陥らないのはビジョルドの筆の上手さゆえだろうか。
毎回魅力的なキャラクターが出てくるのも嬉しい。「ヴォル・ゲーム」では新キャラってわけじゃないが鬱病気味の皇帝がよかった。スクールエスケープしたい中二病患者みたいでさいこー。



それとビジョルドファンなら誰でも思ってるだろうが一言。
東京創元社はさっさと「メモリー」を出せ!!
☆☆☆☆