2005年12月の新刊

早川書房

12月7日
フォルツ&フランシス「フルロックの聖域」(ローダン・シリーズ318)
デイヴィッド・エディングス&リー・エディングス「純白の梟」(女魔術師ポルガラ3)
栗本薫「風の騎士」(グイン・サーガ105)
仁木稔スピードグラファー3」

12月15日
ロバート・A・ハインライン人形つかい
ウィリアム・C・ディーツ「帝国を継ぐ者」(ギャラクティック・バウンティ2)
テリー・グッドカインド「魂の召還」(魔道士の魂5)

東京創元社

12月10日
ブライアン・ラムレイ「地を穿つ魔」(タイタス・クロウ・サーガ)

12月17日
エドモンド・ハミルトン「眠れる人の島」

12月22日
エドモンド・ハミルトンラジウム怪盗団現る!/小惑星要塞を粉砕せよ!」(キャプテン・フューチャー全集10)

何だか知らないがシリーズ物がかなり多い。
特に早川でシリーズ物でないのは「人形つかい」だけ。といってもこれは再刊だしなあ。もうちょっと頑張って欲しい。


東京創元社ブライアン・ラムレイ「地を穿つ魔」が面白そう。
http://www.tsogen.co.jp/wadai/0511_01.html

ブライアン・ラムレイは、クトゥルー神話固有の宇宙史的な背景を踏まえながらも、強大かつ邪悪な存在に反撃する人間たちに焦点を当て、伝奇ファンタジーの要素をクトゥルー神話に導入したオーガスト・ダーレスに並ぶ存在として、長編作品の紹介が長らく待たれていました。

 禁忌とされる魔道書『ネクロノミコン』や『無名祭祀書』の知識を駆使して邪神に対抗するタイタス・クロウというキャラクターから、ダーレスの連作短編「永劫の探求」シリーズの主人公で、邪神の従者バイアクヘーを駆るシュルズベリイ博士や、ラヴクラフトの幻想冒険譚「銀の鍵の門を超えて」「未知なるカダスに夢を求めて」等で活躍するランドルフ・カーターを主役に据えた作品群(『ラヴクラフト全集〈6〉』収録)を連想される向きもあるでしょう。


なお東京創元社レイ・ブラッドベリ「雷のとどろくような声」の映画化に伴い「ウは宇宙船のウ」を新版で出すそうだ。(これは11月中かも)