フィリップ・ホセ・ファーマー-わが夢のリバーボート

わが夢のリバーボート (ハヤカワ文庫 SF 331 リバーワールド 2)
リバーワールドシリーズの2巻目。
前作「果てしなき河よ我を誘え」の主人公リチャード・F・バートンからバトンタッチされて今回の主人公はサム・クレメンスことマーク・トウェイン
仲間は猿人から失地王ジョン、リヒトフォーフェン(っても有名な第一次世界大戦中に80機あまりを撃墜したレッドバロンじゃなくてその弟)、剣豪シラノ・ド・ベルジュラック、オディッセウスなどなど。
そして敵は黒人だけの国・ソウルランドを建国しようとするハッキングや何とあの徳川家康までも登場!
(でも家康の作った国の名前が「イエヤスジョー」ってのは如何なものか。それに悪役だし)
今回も奇想が冴え渡って面白いことこの上なし。
気になる事といえば、あまりにも人が出すぎて収拾が付かなくなってきそうな事ぐらいかな。
途中でオーケストラを作ると現れたウォルフガング・アマデウスモーツァルトやトウェインのミシシッピー時代の友人は一体どうなったんじゃい。


続編である「飛翔せよ、遥かなる空へ」が読みたい。だが、悲しい事に絶版なのよね・・・・。
古本屋巡りするしかないか。ああ、難儀だ。
☆☆☆☆