ジム・フジーリ - ペット・サウンズ

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恋愛への憧れ、親との確執、引きこもり、麻薬、肥満、……ビーチ・ボーイズの最高傑作『ペット・サウンズ』は、一人の青年の壮絶な戦いの記録だった。

ジム・フジーリによる「ペット・サウンズ」の極私的評論。
好意的な書評をあちこちで見かけたので購入したのだけれど、評判の割に平凡な本といった印象。
ビーチ・ボーイズ(というかブライアン・ウィルソン)の歴史からペット・サウンズに収録されている曲の成り立ちや構造まで解説してくれているのだが、内容に目新しさはこれといってない。

もしペット・サウンズを聴いたことがないけれど、村上春樹の名前につられてこの本を買おうと思っている人がいるなら普通にアルバムを買うことをお勧めする。1600円ならもう少し上乗せすればDVD-Audio版も買えるし。