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173 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/06/19(月) 21:13:44
シルヴァーバーグの消息とかないでしょうか。もしあればぜひ。


174 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/06/20(火) 01:49:05
あんまりないですね。
洋書店なんかではPBの再販を定期的に見かけるんですが。

シルヴァーバーグが作成依頼したという半公式サイトによれば、
http://www.majipoor.com/

2000年に、「King of Dreams」で、マジプール・シリーズを完結。
これは作者が、「『おそらく』シリーズの最後だろう」、といっています。
2001年には、「The Longest Way Home」という単発作品。
これは、知性を持つ生物が多く存在する異星を舞台に、奴隷種族の反乱(革命)の中、
支配階級の少年が、大陸の反対にある自分の故郷に戻ろうとする話とのこと。

2003年には「永遠なるローマ」シリーズ連作をとりまとめたRoma Eternaを出しています。
これは、ローマ帝国が滅びずにその後も存続したという設定の歴史変革物のようで、
1203年から2723年までが舞台です。その内の「竜帝の姿がわかってきて」のみ邦訳されているようです。

他の仕事では、「伝説は永遠に(LEGENDS)(1998)」「SFの殿堂遥かなる地平(FAR HORIZONS)(1999)」
のアンソロジーにつづいて、「Legends II(2003)」と「The Science Fiction Hall of Fame(2003)」を編集しています。
後者は、SF作家協会のメンバーの投票によるオールタイムベストの短編集。
また、「第七の神殿」 The Seventh Shrine が2005年にコミック化されています。
2006年11月には短編集の「To Be Continued」が出版予定。
これは、どうやら、これまでの短編のベストというか総集編の第一巻のようです。

ネットでは、ローカスマガジンの2004年3月号のインタビューが読めます。
http://www.locusmag.com/2004/Issues/03Silverberg.html
ラインスターやキャンベルにSF大会でサインしてもらった50年代のアスタウンディングを今でも持っているとか、
根っからのSFファンだなあ、って感じです。


175 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/06/20(火) 09:49:53
>>174
詳しい情報をありがとうございました。
おかげさまでたいへん参考になりました。

短編集に「To Be Continued」なる表題をつけるということは
まだ引退せずに作品を書く気があるということでしょうねw

失礼な話だが、ロバート・シルヴァーバーグはまだご存命だったのか。もうとっくにお亡くなりになられてるのかと思ってた。
よく考えてみれば今年のネビュラ賞授賞式でシルヴァーバーグと同世代のハーラン・エリスンが腕立て伏せするぐらいなんだからまだまだ大丈夫か。
・・・いや、ハーラン・エリスンが特別なだけかもしれないですけど。なぜだかエリスンが死ぬ姿は想像できない。
墓場の中からでも余裕で訴訟しちゃいそうな気がするし。