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海外SF 作家&新刊情報

145 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/04/17(月) 12:00:38
受賞作情報(ローカス・オンライン)

イギリスSF作家協会賞
長編部門 ジェフ・ライマン「空気」Air
短編部門 ケリー・リンク「初心者向きの魔法」Magic for Beginners

ディトマー賞
長編 ショーン・ウィリアムス&シェーン・ディックス「エース」Ace
中篇 キャーロン・ワレン「粉挽き小屋」The Grinding House
短編 キャーロン・ワレン「若き未亡人」Fresh Young Widow
短編集 キャーロン・ワレン「粉挽き小屋」The Grinding House


147 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/04/18(火) 00:08:01
ファンタジー臭がするのですが


148 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/04/18(火) 21:38:49
ジェフ・ライマン 読みたいぞ


149 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/04/18(火) 23:03:30
ファンタジー臭ですか。

ジェフ・ライマンはファンタジーも書いてますが、この作品は「分類するとSF」とのこと。
ただ、米アマゾンコムの読者評で、「マサチューセッツ在住の読者のケリー・リンクさん」が、
「去年、一番気に入った本、SFだけどSFファンでない人にも薦めている」と述べているという、そういう本。

ディトマー賞長編は「銀河戦エヴァージェンス」の作者たちの、2388年が舞台のSF(スペオペ?)。
タイトルは「Geodesica: Ascent」が正(エースは出版社の名前)。
今年1月に出たGeodesica: Descentで完結した二部作の第一部。

Kaaron Warrenはデビューして10年以上経つ短編作家で、ホラーっぽい作風のようす。
ただ、3冠ではなく2冠です。(145さんの勘違い?)

(短編集部門は彼女じゃなく、Daikaiju! Giant Monster Tales - Robert Hood & Robin Penn, Agog! Press
という怪獣もののアンソロジー。何故日本語なのかは不明ですが続編も出る予定とか。
http://www.roberthood.net/daikaiju-antho/).

ディトマー賞のリスト
http://splints.customer.netspace.net.au/ditmar1024res/winners.html#2006


152 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/04/29(土) 23:57:35
ジェフ・ライマンの"Air"がアーサー・C・クラーク賞を受賞。
1990年度の"The Child Garden"に続き、2度目の受賞となった。
"Air"は、他に英国SF作家協会賞、ティプトリー記念賞、
サンバースト賞も受賞している。

ローカスオンライン 4月26日
http://www.locusmag.com/


153 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/04/30(日) 10:20:52
ジェフ・ライマンって日本だと夢の文学館シリーズの「夢の終わりに・・・」と20世紀SFに短編一つぐらいしか訳されてないのな
The Child Gardenとかめちゃくちゃ読みたいんだが


154 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/05/01(月) 02:02:25
The Child Gardenはマジ凄い本。
強烈なヴィジョンを見せてくれる、ちゃんとしたSF。
もっと訳されて欲しい作家だ……。


155 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/05/01(月) 19:16:43
「強烈なヴィジョン」か・・・
そそられるが、もうすこし説明してくれんか。


156 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/05/01(月) 21:40:58
>>155サン
説明するの難しいので、参考までに読んだときの感想↓
http://www2.atwiki.jp/zgok0079/pages/281.html
この感想はひどい文だけど、作品は本当に凄いので。
とにかく、異様な未来社会のディテール描写と、
グロテスクかつ童話的な異様で謎めいたストーリーと、
ラストの超宇宙的/神話的な幻想ヴィジョン。
どれをとっても強烈でした。

僕は「夢の終わりに・・・」がめちゃくちゃ好きなんでジェフ・ライマンをもっと読みたいなあ。
「夢の終わりに・・・」の精神科医とドロシーのエピソードなんて涙無しには読めませんよ。