リチャード・T・コンロイ-一寸の虫にも死者の魂

一寸の虫にも死者の魂 (創元推理文庫)

スミソニアン博物館では一大イベント、民俗フェスティバルが企画されていた。民俗研究部の美女に目がくらんだヘンリーは、見え見えの下心から協力を申し出る。だが、これが、首都ワシントンをパニックに陥れた歴史的大事件への第一歩だったとは、もちろん予想できたはずもない。ましてや、その騒ぎがすべて自分の責任になろうとは!爆笑のスラップスティック・ミステリ第三弾。

シリーズ物だって知らずに読んだが面白い。
火浦功なみのくだらねえドタバタととスミソニアン博物館に関する薀蓄がぐっちゃぐちゃにこんがらがって一体どうなるんだこれはと思ってたら最後は意外と本格的なミステリになって終わる。


助べえな主人公と一癖も二癖もあるヘンテコな登場人物との掛け合いも楽しい。
☆☆☆☆