パット・マーフィー-ノービットの冒険―ゆきて帰りし物語

ノービットの冒険―ゆきて帰りし物語 (ハヤカワ文庫SF)
J・R・R・トールキンの「ホビットの冒険」をパロディ化したユーモア・スペースオペラ
丁寧に「ホビットの冒険」のストーリーをなぞっているし、浅倉久志さんの訳もちゃんと瀬田貞二さんの訳をまねてる。もちろんゴクリやスマウグ、指輪みたいなものも出てきます。
だが、何だか楽しめなかった。
ホビットの冒険」をスペオペに置き換えるというアイディア自体は面白いんだけど、ただそれだけで平坦な小説という印象。
でもアマゾンのレビューを見ると外国では受けてるみたいなんだよなぁ。
僕の知識が足らなくて細かいネタを僕が楽しめなかったけかも?

それとアメリカ版の表紙は日本版より数倍悪趣味で意味不明だと思いました。
一体この表紙のどこから「ホビットの冒険」をパロったユーモアSFだと判断できるんだよ。
☆☆