ハリイ・ハリスン-銀河遊撃隊

銀河遊撃隊 (ハヤカワ文庫 SF)
前に読んだハリイ・ハリスンの「宇宙兵ブルース」がやけに面白かったんで購入。
数々の困難を乗り越えて未開の惑星に降り立ってみれば、そこには地球と似た大気があって何故か英語を喋る妙にアメリカナイズされたエイリアンがいて善良なアメリカ人たる主人公達が美女をかけてそいつらと戦ったり民主主義の素晴らしさを啓蒙したり共産主義者をぶっ殺したりどうたらしたりと言う典型的なスペオペ小説のパロディ。
その他にもE・E・スミスレンズマンやラリイ・ニーヴンのリングワールド等もパロってて、展開もスピーディーでどんでん返しの連続がやけに楽しいです。シオドア・スタージョンも褒めるわけだ。
頭をからっぽにしてゲラゲラ笑って読むのが一番正しい読み方かな。


あと表紙がラノベ化した萌え絵になっていて嫌だ、という意見がありますが、僕としては今の表紙は
http://www.asahi-net.or.jp/~yu4h-wtnb/database/hayakawa05/0415.htm
よりはマシかなぁと思ってます。
ハリイ・ハリスンの小説はキャラクター主体じゃないし、何でも間でも萌え絵つけりゃ良いもんじゃないとは思ってますけどね。