ジェイムズ・P・ホーガン-造物主の掟

バカは悔い改めろ!でなきゃ死ね!
そんなお話。マジで。


真面目にあらすじを紹介すると、異星人の自動車工場がタイタンで動き始めたんだけど色々あって工場から作り出されたロボットが独自の進化を遂げヨーロッパの中世みたいな社会を作り上げてたよ!というお話です。
全編を通してホーガンの主張は明確で、先に述べたように「バカは悔い改めろ!でなきゃ死ね!」ってな具合。
いわば科学万歳小説ですな。「アポロは宇宙に行っていない」とかほざく大した知識も無いアホや超能力を信じてるアホを徹底的にこき下ろしていて痛快なぐらい。
そこが鼻につく人にはお勧めできません。でも、そこはホーガン、読み物としてちゃんと面白いです。
魅力的なキャラクターが描けないと言われるハードSFにしては主人公のペテン師なんかのキャラは良かったですし。
☆☆☆