アレステア・レナルズ-火星の長城

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「啓示空間」とかと同じレヴェレーション・スペースを舞台にした宇宙史作品集。バクスタージーリーシリーズを期待して読むと割とせせこましい話が多いので消化不良に陥るかも。リーダビリティが高く読みやすい。そのせいかストーリーは意外性に乏しい。「ウェザー」なんてこてこての悲恋型ボーイミーツガールだし。作者のB級趣味が爆発する「ダイヤモンドの犬」は四肢が引きちぎられ贓物が撒き散らされる大スペクタクルが展開される悪趣味な短編で、思わず山賢絵で脳内再生されてしまいました。
☆☆☆