ジョン・クリストファー-トリポッド四部作
トリポッドが世界を支配するようになってから、およそ百年。
みんなキャップをかぶり、平和でのどかな生活をおくっている。
でも、ほんとにこれでいいんだろうか?戴帽式を間近にひかえ、そんな疑問で頭をいっぱいにしていたぼくは、ある日一人のはぐれ者から驚くべき話をきいた。
トリポッドは異星からの侵略者で、海の向こうの白い山脈には自由な人々がいるという。
ぼくは従弟のヘンリーとともに、自由を求め旅にでるが。
読む前はどうせ児童向けのジュブナイルSFだろ〜、と侮っていましたす。すいません。
友情、努力、勝利と三拍子揃った傑作ジュブナイルSFでした。
情操教育の一環として世界中の子供達に読ませたいぐらいですね。
”黄金と鉛の都市”でのエロワーズ(よく考えるといやらしい名前)との悲しい再会やヘ○リ○の死は良い感じに子供達のトラウマになってくれそうですし。
余談ですが、海外版のトリポッドのイメージは大きく分けてこんな感じです。
・半球型
http://www.thetripods.org/media/images/books/poolcvr.jpg
http://www.thetripods.org/media/images/books/when1.jpg
・半球型+α
http://www.thetripods.org/media/images/books/t012.jpg
http://www.thetripods.org/media/images/books/newwmhard.jpg
・楕円型
http://www.gnelson.demon.co.uk/Tripods.html
復刻版の西島大介のイラストとは大分違いますね。でも一番異なるのはご主人。
向こうじゃこれですよ。西島大介版も岡崎二郎のアフターゼロに出きた宇宙人みたいな感じですが、海外版より百倍マシじゃないかな。
☆☆☆☆☆